2019年新設ビザ「特定技能」とは！？
こんにちは。
株式会社マルラニの広報担当です。
数年前に比べると、普段の生活の中で外国人労働者を見かけることが多くあると思います。
外国人の方が日本へ来て誰もが働けるわけではなく、日本の在留資格（就労ビザ）が必要であることはご存知でしょうか。
日本人が海外で働く際にも同じことですが、旅行などの短期滞在でなければ在留資格がなければ、その国に居続けることができません。
今回は2019年4月に導入された新しい在留資格「特定技能」について紹介したいと思います。
「特定技能」ビザとは？
まず就労や長期滞在を目的とする場合のビザですが30種類あります。
内訳としては、現時点で下記のとおりです。
高度専門職ビザ：2種類
就業ビザ：16種類
一般ビザ：4種類
特定ビザ：5種類
企業ビザ：1種類
外交ビザ：1種類
公用ビザ：1種類
特定技能は就業ビザに分類され
さらも、特定技能は1号・2号があり、行うことができる活動内容に差があります。
特定技能１号：
本邦の公私の機関との雇用に関する契約に基づいて行う特定産業分野であって
相当程度の知識又は経験を必要とする技能を要する業務に従事する活動。
特定技能２号：
本邦の公私の機関との雇用に関する契約に基づいて行う特定産業分野であって
熟練した技能を要する業務に従事する活動。
出典：https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/visa/chouki/index.html
なぜ「特定技能」ビザができたのか？
政府によると、中小企業の人手不足の深刻化に対応するため
生産性向上、国内の人材確保に取り組んでいても人材確保することが困難な状況にある分野、業界について
専門性や技能を有している即戦力の外国人を受け入れるための仕組みとなります。
背景には人手不足、労働人口減少により
業界によっては生き残っていくことが難しい程になっているということなのですね。
日本では少子高齢化が大きな問題と言われていますが
日本人のみの労働力では経済を回していくことが困難だということが
調べれば調べるほどわかってきました。
出典：http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri01_00132.html
外国人労働者によって日本人の雇用はどうなるのか？
こちらについても、きちんと措置がとられています。
特定技能は人手不足の深刻化に対応するものですので
人手不足が解消されるようであれば、このビザは交付停止となります。
また、治安上の問題が生じる場合も制度の見直しがされることになっています。
出典：http://www.moj.go.jp/content/001278518.pdf
人手不足対策としての政策となりますが、これは就業先として日本が選ばれ続ければの話で他の国と比較して労働対価収入が日本よりも高い場合
そちらへ人材が流れることになると思われます。
外国人労働者を受け入れられなくなると、日本経済はどうなっていくかわかりません。
私たちの事業を通して何ができるのか
そして、個人として何をすべきなのか、改めて考えさせられる機会になりました。
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