株式会社マルラニ 広報ブログ

社内での取り組み、日常、お知らせなどを発信していきます

技術の進歩で広がる社会貢献の幅

こんにちは、株式会社マルラニ広報です。
先日、家電量販店に立ち寄りました。
なにか買うものがあったわけではなく、ときどきウインドウショッピングをします。
機械に詳しいわけではないので、搭載している機能や省エネがどれだけ素晴らしいかはお伝えしかねます。
しかし、最新の家電製品を見ていると、なんとなくウキウキしてくるのです。

訪れたのは、健康家電のエリアです。
数台のマッサージチェアが置かれていて、至福の15分間(利用制限時間は店舗によると思います)を味わうことができます。
20年前の祖父の自宅には、すでにマッサージチェアが置いており、体験したことがあります。
体の健康状態は20年経つと変わりますが、それ以上にマッサージチェアの進化が著しく感じます。

 

技術で人を癒やす

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マッサージチェアは1954年に株式会社フジ医療器が第一号機を開発しました。
ゴミとして捨てられている木材やボール、チェーンなどの材料を集めてきて試作品を作ったといいます。
創業者である藤本信夫氏の努力の結晶が2014年には機械遺産として認定を受けたようです。

少しづつ改良を加え、1974年には「もみ」と「たたき」の切り替えが可能になりました。
わたしが以前体験したのは、このタイプだったと思います。
この頃のマッサージチェアは、もみ玉が露出している状態でしたが、現在のマッサージチェアは普通のソファーかと思うようなつくりになっていて、座り心地がかなり良くなっています。

わたしはときどき、マッサージの施術を受けに行くことがあります。
そんなマッサージ経験者が最近思うことは、マッサージ師さんの仕事がなくなってしまうのではないかという心配です。

もちろん、マッサージ師が世の中から消えることはないと思います。
人の手による体のケアを求める人は、今後もいらっしゃると思うからです。
それを考慮しても、現在のマッサージチェアの「人を癒やす技術」は感動を覚えずにはいられないのです。

 

特性を活かした社会貢献


今回、わたしが申し上げたいことは、マッサージ師とマッサージチェアともに社会貢献がされているということです。
マッサージ師は、機械ではまだとらえることができない体の状態を把握し、ひとりひとりに見合ったマッサージをほどこすことができるでしょう。
また、人と人のコミュニケーションも施術を受ける醍醐味のひとつではないでしょうか。

一方、マッサージチェアは施術を受けにいく時間の余裕がない人でも、自宅でクオリティの高いマッサージが受けられるまでに発展しています。
そして、マッサージチェアにはさまざまなタイプがあり、自分好みのものを選択することが可能な時代になっています。
まるで、専属のマッサージ師をつくるようです。

先日に「選択肢を増やす」というタイトルのブログを書いています。
そのブログは選択肢を持つ側に立って書いてありますが、今回書いているブログは、選択肢を与える側の内容です。
表現が適切かはわかりませんが、Beef or Chicken? のようなものです。

マッサージ師の施術とマッサージチェアで、得られる快楽に大きな差が生まれてしまうと、この選択肢は成り立ちません。
正直、数年前までは圧倒的にマッサージ師の技術が勝っていたように思います。
しかし、マッサージチェアの技術の進歩により、人々の選択できる幅が広がったのではないでしょうか。
マッサージ師は人である特性を活かして、マッサージチェアは機械である特性を活かして、互いに社会貢献を果たす時代になっていると感じます。


株式会社マルラニも社会貢献をモットーにイベント事業やコンサルティング事業をおこなっています。
大事にしていることは、ひとりひとりに寄り添ったものやサービスを提供することです。
目の前の人の選択肢をどれだけ増やして提供できるか。
前例がないところにこそ進歩できるタネが落ちていると考え、攻めの姿勢で仕事をしていきます。


【参考URL】

フジ医療器ホームページ

https://www.fujiiryoki.co.jp/product/massagechair/particular/history.html